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元公務員薬剤師、ドラッグストア初日の勤務でパニック!出勤初日のお仕事公開

みなさん、想像してみてください。20年間ずっと公務員薬剤師だった41歳のオッサンが、ある日突然ドラッグストアの店員になったら?
そう、それが私なんです
。今日から新生活!ワクワクと「やべぇ、マジか」が混ざった気分で出勤したら、思わぬ難関が待っていました。
レジ打ちにまさかの大苦戦、薬の説明で冷や汗タラタラ。
はたして、このオッサンの人生大逆転は成功するのか?40代薬剤師の痛快ドラッグストアデビュー、ここに始まります!

目次

1. 初日の朝:期待と不安が入り混じる出勤

朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めました。今日から新しい人生の一歩を踏み出す日です。

鏡の前で何度も姿勢を正し、緊張した面持ちで家を出ました。通勤経路は下見済みですが、いつもより早めに出発。遅刻だけは絶対に避けたいという思いで、駅のホームで電車を待ちます。

店舗に到着し、店長やスタッフへの挨拶を済ます、簡単な事務手続きを行います。
それが終ると、すぐに納品作業の説明を受けます。
公務員時代とは異なる、小売業特有の緊張感が漂います。「さあ、頑張るぞ」と自分に言い聞かせました。

2. 想像以上に複雑!レジ業務との格闘

最初に任されたのは、なんとレジ業務でした。「薬剤師なのに、なぜレジ?」という疑問も頭をよぎりましたが、ここではみんな多様な業務をこなすのだと理解します。しかし、レジ未経験の私にとって、これが想像以上の難関でした。

バーコードを読み取る角度、商品を袋に入れるスピード、全てが新鮮で戸惑いの連続です。さらに、支払い方法の多様さに驚きました。現金はまだしも、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、次々と異なる支払い方法が出てきて頭が回りません。

そして、昼のピーク時。あっという間に長蛇の列ができ、焦りと緊張で手が震えます。後ろに並ぶお客様の視線が背中に刺さる感覚。「すみません、お待たせして…」と謝罪の言葉を繰り返しながら、何とか乗り切りました。

3. 薬剤師ならではの仕事:医薬品説明のハードル

午後からは、やっと薬剤師としての専門性を発揮する場面が訪れました。第1類医薬品の販売です。公務員時代とは異なり、直接お客様と対面しての説明です。

最初のお客様は、ロキソニンを求めていらっしゃいました。マニュアル通りに症状や既往歴を確認し、使用上の注意点を説明します。しかし、実際の会話は想定外の展開に。お客様の質問に即座に答えられず、焦る場面も。マニュアルと現場のギャップを痛感しました。

接客しながら専門知識を伝えることの難しさを実感します。わかりやすく、かつ正確に伝えるバランスを取るのに苦心しました。それでも、お客様から「よくわかりました、ありがとう」と言われた時は、薬剤師冥利に尽きる思いでした。思い返すと、公務員自体は、人から感謝されることなんてほとんどなかったな。

4. 素直さが重要:年下スタッフからの指導

ドラッグストアには、様々な年代のスタッフがいます。大学生から60代まで、本当に様々。
その中で、年下のスタッフから様々なことを教わったことです。商品在庫の場所、ゴミ捨て、閉店時の手順など、ドラッグストア特有の業務について、丁寧に指導してくれました。

自分で言うのもなんですが、僕の長所は、どんな人からでも素直に学べること。40代で元々立場がある人だと、大学生のアルバイトから教わるなんてプライドが許さない、って人もいると思いますが、僕は全くない。
年齢や経歴に関係なく、その場のプロフェッショナルから学ぶ姿勢が大切だから。この柔軟な姿勢が、新しい環境に適応するには絶対必要だと感じました。

5. 接客を通じて気づいた新たな視点

一日中、様々なお客様と接する中で、多くの気づきがありました。笑顔で接してくれる方、無表情な方、急いでいる方など、実に多様です。
そして、笑顔で接してくれるお客様からはすごくパワーをもらえるんです。
もちろん、自分も笑顔で接客しますが、お客様の笑顔をうれしいものです。

最初は、無表情のお客様に苦手意識がありましたら、「この人から笑顔を引きだすぞ」なんてミッションを自分に与えると、そこまで苦ではなくなりました笑

そして、今後、いろいろのお店に行って、自分がお客さんの立場の時、店員さんには笑顔で接しようと心に誓いました。(相手の気持ちが理解できるって大切です。)

6. 初日を終えて:疲労と達成感の入り混じる帰宅

閉店作業を終え、やっと帰路につきます。体は疲労困憊ですが、何とか初日を乗り越えた達成感で心が満たされています。

公務員時代と大きく異なるのは、業務の完結性です。翌日に持ち越す仕事がほとんどないこと。これは新鮮な感覚でした。一方で、体力的な消耗は想像以上。立ち仕事の多さ、常に気を張っている精神的緊張感など、慣れていく必要がありそうです。

家に帰り着いた時、明日への課題が頭をよぎります。レジ操作のスピードアップ、薬の説明をよりわかりやすく、接客態度の改善など。しかし同時に、これらの課題に取り組むことへの前向きな気持ちも湧いてきます。

40代での転職。不安も大きかったですが、初日を終えた今、新たな可能性への期待が膨らんでいます。明日はきっと、今日よりも上手くいく。そう信じて、早々に床につきました。

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