公務員って安定してるでしょ?しかも年収800万円
どうしてやめちゃったの?
一言で言えば、残りの人生について考えたから。
詳しく説明するよ!
僕は、薬学部を卒業後、約20年間、公務員として勤務してきました。
仕事を始めたころはの給料は低かったですが、20年間勤務すると、年収は「約800万円」
収入は良かったですが、自分の人生を考えた時に、このまま公務員として働いて本当にいいのだろうか?
という気持ちが芽生え、僕の中でだんだん大きくなっていきました。
年収800万円の安定した生活を捨ててまで、なぜ転職を選んだのか?その裏に隠された5つの理由を、赤裸々に語ります。
導入
薬学部を卒業後、約20年間公務員として勤務してきた私。
始めは給料も低かったのですが、20年も勤めると年収は約800万円にまで上がりました。
しかし、そんな恵まれた環境にいながら、ある疑問が頭をよぎるようになったのです。
「このまま公務員として働いて、本当にいいのだろうか?」
その思いは徐々に大きくなり、ついに転職を決意するに至りました。
その理由を、包み隠さずお話しします。
理由1:全国転勤と単身赴任の辛さ
家族との別離
国家公務員である以上、全国転勤は避けられません。
子供が小さいうちは家族で引っ越していましたが、子供の教育のことを考えると、小学校高学年からは単身赴任をせざるを得なくなりました。
寂しさと不安
先輩方を見ていると、40歳から60歳まで、ほぼ単身赴任の生活です。
「一人の方が気楽だよ」と言われますが、私にはそう思えません。
なぜなら、
- 子供と離れて暮らすつらさ
- 40代、50代の20年間を一人で過ごす寂しさ
- 健康上の不安(実際に、出勤しない同僚の家を訪ねたら倒れていたことも)
が消えないからです。
キャリアアップの限界
転勤してもキャリアアップにはつながりにくい現実があります。
これらを総合的に考えると、転勤のデメリットの方が大きいと感じました。
理由2:努力が報われない システム
年功序列の弊害
公務員組織は一見平等ですが、それが逆に以下のような問題を生んでいます。
- 年功序列により、年齢とともに自動的に出世
- 給料は法律で決まっているため、頑張っても上がらない
- 仕事をしない人と給料が同じという不公平感
チャレンジの難しさ
新しいことにチャレンジして失敗すると評価が下がり、給料も下がる可能性があります。
結果として
- 失敗を恐れ、最低限の仕事しかしない風潮
- 仕事へのモチベーション低下
につながります。
このような環境では、仕事に対する情熱を維持するのが難しいと感じました。
理由3:専門性が身につかない現実
単調な業務内容
行政の仕事で難しいのは判断だけで、それ以外の事務作業は誰でもできるものです。
書類を作成して、誤字、脱字がないかチェックして、、、。
このような作業の繰り返しです。
将来への不安
人生100年時代と言われる中、60歳で定年退職した後の再就職を考えると不安が募りました。
理由は、」
- 民間で通用するスキルが身についていない
- 年齢が上がるにつれ、再就職の機会が減少
です。
この状況を考えると、「辞めるなら早い方がいい」という結論に至りました。
理由4:予測可能な未来
公務員の給料システムは、将来の自分の姿を容易に想像できます。
つまり、10年後の自分の給料は、10年先輩の給料明細を見ればわかってしまう。
実際に見せてもらいましたが、「こんなものか」と失望しました。
確かに、倒産のリスクもないし、給料が大きく減る心配もない。
だけど、やっぱり夢がないと思います。
理由5:憧れの管理職像の不在
仕事のモチベーションを保つには、「あの管理職のようになりたい」という憧れが重要です。
しかし、
- 問題を起こさないことだけを考える管理職
- 新しいことにチャレンジしない姿勢
- ことなかれ主義の蔓延
というのが現実です。
まとめ
20年間の公務員生活を経て、安定は得られましたが、同時に多くのものを失っていることに気づきました。
家族との時間、自己成長の機会、将来への夢、そして仕事への情熱。こ
れらを取り戻すため、私は転職を決意したのです。
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